2010年3月11日木曜日

セミナー|IA2010キックオフセミナー個人的まとめ #IA2010

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IA2010 FORUM
情報アーキテクチャを軸に「サイト最適化」に取り組む
に参加してきました。

ちょっと間が空いてしまいましたが、2月27日(土)に新富町の印刷会館にて。私はtwitterで誰かのtweetを見て申し込んだのですが、即日満席になる勢いでびっくりです。みんなすごい勢いだ・・。

濃ゆい1日でなかなか振り返れませんでしたが、とりあえず資料系のまとめと雑感をメモっておきます。




[セッション1]

『基調講演:エンタープライズ情報アーキテクチャ』
講師:長谷川 敦士, Ph.D(株式会社コンセント)
企業→Webエージェンシーへの丸投げから、企業主体の「Webガバナンス」へ、という流れは私もエージェンシー側の立場から少なからず感じています。ノウハウがWebエージェンシーにたまるか、企業にたまるか、その点は大きいと思いますし、意識の高い企業はWebガバナンスにシフトしているように思います。

先日参加した「戦略的Webマーケティングセミナー」でも、三菱電機さんのWeb担当の方が同じようなことをおっしゃっていました。広告代理店への一括発注から、企業主体で用途に応じて必要なパートナーを探して仕事を進めていくようになった、と。(たしかそんな感じ)

ただ、私が個人的に知っている企業さんを見ていると、もう目前の仕事で手一杯になっていて、大手企業になるほど部署間の調整が非常に難しそうです。私の視点では、組織内のワークフローを見直すところから始めないと、とてもWebガバナンスというレベルにはいけないのではないか、などと思うことがあります。三菱電機さんの担当者の方も社内を説得するのに大変努力されている感じでした。

Webガバナンスの動きは個人的に注目だなー。
いつか雑誌『宣伝会議』に企業のWeb担当の方々がずらーって出ていましたが、部署名だけ見ていると「Web/ウェブ/ネット」とか、そういった名前のついた部署やチームはまだまだ少数派ですね。あくまでも名前だけ見ての感想ですが。

IAはコンサルとして企業のビジネスに入っていくようになるのかな。

【参考リンク】
【参考図書】



[セッション2]
『除法設計の根拠を把握する/アジャイル時代の調査・解析手法』
講師:清水 誠(楽天株式会社)

かなーり具体的なセッションで濃過ぎました。ケインコスギ[謎]

清水さんが実際につくられた実践CMS*IAというサイトの構築、ログ解析等の過程が網羅されていました。全体的に圧倒されたのですが、個人的なサイト構築からノウハウをつくって仕事にも活かしてしまうというのが感動的。脱帽でした。

「自分の言葉で語れる改善体験を増やす。」

セッションの最後の方に出てきた個人的キーフレーズ。
知って、試して、抽象化し、応用する。超一流の流れです。

教科書読んで出す改善提案っていうのは何だか薄っぺらくて虚しいんですよね。こういう事例でこうなったから、こうすべきです!と言える引き出しをどれだけ持っているか?その数がものを言うと思います。

無料で使えるCMSやアクセス解析の紹介もあり、自分も小規模でもいいからやってみたいと思いました。それだけでも感謝。

【参考リンク】

今回はキックオフという位置づけで、今後も続編のセミナーやワークショップが開催されていく予定のようです。ちょっと長くなってきたので、とりあえずここまででいったん〆。

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