2014年2月24日月曜日

辞書を合わせる

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大抵の仕事に言えることかもしれませんが、私はディレクターという立場上、一人で仕事が完結することはめったにありません。大体誰かと一緒に仕事をします。

仕事の歩調が合わなくなったり、会話が噛み合わなくなったりするとき、大抵は言葉の定義がバラバラになっていると感じます。その代表格(※当社比)が「コンセプト」という言葉でした。

この本は「コンセプトとは何ぞや」から、題名の通り「コンセプトのつくりかた」、「活用の仕方」をまとめています。詰まるところ、何が正解なのか? ということより、関係者間で言葉の認識を合わせておくことが、実務上は大切です。「「コンセプト」って、どういう意味で使ってる?」と聞いた方が早いといいますか。

仕事に関わる人が多いほど、極端な話、独自の辞書をつくった方がいいなぁ、と常々思っていました。その仕事ならではの専門用語や略称というのも、意思疎通を淀ませる一因になります。

「コンセプト」という言葉との付き合い方は、ひとまずこの一冊を拠り所にしようと思います。「そのコンセプトって、世界がよくなるの?」が極論的なまとめです(つまり、いまだにふわふわしているなど)。



『コンセプトのつくりかた』玉樹 真一郎 著
著者はWiiのコンセプトづくりに深く関わった方です

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